山と集落のアイダに建つ小さなお花屋さん。 山間ののどかな集落の中に建つ古民家の倉庫を改修。 オーナーの大好きな草木に囲まれた畑の中で 風景の一部になるようにと考え、デザインしました。 季節の移ろいを楽しめるように アプローチは、あえて畑や庭を通りながら遠回り。 イギリスのクラシックレンガを無造作に敷き詰めた通路は 目地にハーブなどの緑が伸びてくる。 荒い杉板を透かし貼りした外観は、あえて無塗装。 時間の経過とともに、杉板がいぶし銀に色を変え、風景に馴染む。 内装の床は、トチ・カシ・サクラを乱張りに。 広葉樹独特の力強い木目や色目が、真っ白な空間を引き締める。 真っ白な空間の中に、昔イタリアで体験した洞窟の中のレストランを イメージした古レンガと杉格子で囲まれた空間を挿入。 それでも主役はオーナーがセレクトするお花たち。 主役を際立たせるための空間を大切にした。