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01 SAJIHAUSのやり方

リノベーションについて

この建物はどのような場所に建ち、どのような時間を積み重ねてきたのだろうか。これからどのような時間を積み重ね、どのような暮らし方や過ごし方を受け止めていくのだろうか・・・そして、どのようなアイダをデザインしていくのだろうか・・・。

私たちがリノベーションで大切にしたいことは、クライアントの「想い」とその建物が積み重ねてきた「時間」そして、その建物が建つ「場所のチカラ」

SAJIHAUSは、入念な現地調査と建物調査(劣化度、耐震性能、温熱性能など)をベースに、耐震性や断熱性といったシェルターとしての建物の性能を確保することは当然のこととして、建物の持つ空間的特性や建物が建つ場所の特性を把握し、木や土といった地域の風土に合った素材を活かしながら、クライアントの夢や想いをカタチにするお手伝いをさせて頂きます。

02 SAJIHAUSだからできること

設計の特長

SAJIHAUSのリノベーションは、入念な現地調査と建物調査をベースに、建物が積み重ねてきた「時間」とその建物が建つ「場所のチカラ」を拠り所に、設計・デザインを進めていきます。

リノベーションでは、ご要望、ご予算、建物の状況(劣化具合、構造、設備など)に応じて、様々な「選択」が求められます。私たちは、お客様の思いをカタチにするため、より良い「選択」のお手伝いをさせて頂きます。

建物の調査

SAJIHAUSではリノベーションする建物の現況調査を大切にしています。建物が建ってから、増改築を重ね間取りが変化していたり、時間が経過する中で様々なところが痛んだりしていますので、建物の間取りを実測するとともに建物の外部や内部の劣化状況と劣化の原因を調べます。さらに、耐震性能や温熱性能、防火性能、バリアフリー性能などといった項目による建物の精密診断を行うこともできます。また、立地条件、風の流れなど気候条件、周辺コミュニティなど建物が建つ敷地周辺の特徴も調査します。

耐震・温熱性能とプランのバランス

リノベーションでは、新築と異なり構造的理由で柱や壁の位置が変更できないといった制約や耐震性能や温熱性能の確保のために、希望通りのプランニングに納まらないケースが起こります。SAJIHAUSは、建物の柱や壁、梁といった構造要素を活かしながら、耐震・温熱性能を確保しつつ、ご希望の暮らし方・住まい方を実現できるリノベーションを提案します。一方で、耐震性能や温熱性能を求めすぎるがために、建物が持つ魅力が失われてしまうことを、SAJIHAUSは望んでいません。建物の構造的特性を活かす耐震補強の方法や、風の抜け・日照状況など建物の立地や形状が持っているパッシブ性能を活かした温熱性能の向上をご提案できるのがSAJIHAUSの強みです。

時間を紡ぐデザイン

SAJIHAUSのリノベーションは、建物が積み重ねてきた「時間」を紡ぐようにデザインしていきます。改修する建物の過去に対して、現代と未来という時間を積み重ねていきます。そのために、自然素材を使うこともあれば、木材を古風に塗装せずに素地のまま用いたり、現代的な金属素材を用いたりすることもあります。場合によっては、改修せずに残す部分(天井や小屋組みなど)も出てきます。新築のように綺麗にすることや古民家風に修景することもリノベーションの面白みですが、諸条件を整理しつつ、様々な「時間」が混在し、それらが可視化されている状態を空間的に作り出すことがリノベーションの醍醐味だとSAJIHAUSは考えています。

03 SAJIHAUSのやり方

お引渡しまでの流れ

01

お問い合わせ

お電話または、問合せフォームよりご連絡ください。

02

ご相談

お客様のご要望(住まい方や建物のデザインイメージ、規模、必要な機能など)やご予算といった話から、場合によってはご趣味や特技など踏み込んだお話も聞かせて頂き、建築の計画を構想・設計するために必要な情報を入念にヒアリングさせて頂きます。

建物をお探しの場合は、物件調査や提案からお手伝いさせて頂くことも可能です。他にも、改修費用の資金調達の相談など、住まいに関すること建物に関すること、まちづくりに関すること等、気軽にご相談ください。

03

現地調査・法令調査

ご相談を受けて、設計士自らが現地で簡易診断を目視で行います。建物の立地、構造、間取りを確認し、調査をもとに平面図やアイデアスケッチを行います。(概ね2~3時間程度)また、建築基準法等の関連法規の確認と建築行為に関わる条例等の法令も確認いたします。

※任意でより建物の性能を図りたい方は精密調査を行うことも可能です。耐震性能、温熱性に関してより詳しく調査することが可能です。

04

ご提案

ヒアリング内容と現地調査の内容を元に、現況の報告、改修方針の提案、改修プランの提案をさせていただきます。提案ではイメージを模型やアイデアスケッチを使いご提案いたします。この際に概算見積り(設計監理料、概算工事費、その他申請経費)も一緒にご提案いたします。

提案内容を気にいっていただけましたら、さらにご要望や修正追加点等を聞かせて頂き、提案内容のブラッシュアップを行いお客様が満足いただけるまで提案させて頂きます。なお、3回目以降の図面修正及び見積作成に関しましては、内容に応じ別途費用を頂く場合がありますのでご了承ください。

05

必要に応じて:精密検査※別途費用が発生

必要に応じて、耐震性能や温熱性能、防火性能、バリアフリー性能などの項目による精密検査を実施いたします。場合によっては、③現地調査を行ったのち、精密調査を行うことも出来ます。また、精密調査のみ実施することも可能(別途、精密調査費の見積もりを行います。建物の規模にもよりますが精密調査費は30万~40万円程度)

06

設計監理請負契約

ご提案した内容を気に入って頂ければ、設計監理請負契約を締結させて頂きます。(契約締結時に、設計費の30%を請求させて頂きます)

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基本設計

④でご提案させて頂いた内容をベースに、打合せを重ねながら、リノベーションの設計を進めていきます。間取り(プランニング)と耐震補強・温熱改修の検討、外観のデザイン、外部・内部空間の仕上げやイメージを配置図・平面図・立面図・断面図を作成しながら設計していきます。※施工業者が決まっている場合は、基本設計のタイミングで工事見積もりを作成することも可能です。

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実施設計

基本設計を受けて、外装・内装の仕上げ、建具のデザイン、電気衛生設備機器の選定、家具什器の検討など、建物の詳細について検討させていただき、本見積に向けた施工図面を作成していきます。また、必要な場合は、実施設計の進捗具合を見計らって、建築確認申請等の申請作業を進めます。

09

工事見積り・工事請負契約

⑧実施設計で作成した図面をもとに、施主様から施工業者に見積もりを依頼して頂きます。施工業者の選定につきましては、

  • 施主さまの希望の工事業者を選定する
  • 数社に相見積もりを依頼し、選定する
  • 弊社から工事業者を紹介し見積もりを依頼し、検討する
といった方法があります。弊社は、工事業者との質疑対応、提出された見積内容の確認・精査・業者との調整をさせて頂きます。提示された見積もり金額でよければ、弊社立会いの下、お客様と施工業者とで建築工事請負契約を締結して頂きます。(この時点で、設計費の40%を請求させて頂きます)

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工事着工

工事内容・規模によって異なりますが、1~6か月間ほどかけて施工します。基礎工事が完了し、上棟してからは週に一度は現場にお越しいただき、工事進捗の確認や設計打ち合わせを重ねながら工事を進めていきます。

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完了検査

工事が完了した後、下記の完了検査を行い、設計内容と施工内容の整合を確認します。

  • 完了検査(建築基準法上の完了検査、その他必要に応じて関係機関(消防署や保健所)による検査)
  • 設計事務所による検査
  • 施主様立ち合いによる検査

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引き渡し

完了検査を行い、指摘箇所を修正した後、引き渡しとなります。(引き渡し時に、残りの設計費30%と追加項目が生じている場合は追加費用を請求させて頂きます)引き渡し後は一年間、不具合などのメンテナンス相談、アフターケア等を行います。(基本的には無料です)引き渡し後2年目以降も必要に応じてメンテナンス相談、アフターケア等を行います。(内容によっては別途見積させて頂きます)

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料金

リノベーション設計料につきましては、建物の用途(住宅や店舗、宿泊施設など)や規模、構造(木造や鉄骨造、RC造、混構造など)、難易度によって作業量を積算し、設計料を算出致します。目安として工事費の10~15%程度(20万円~)となりますが、諸条件により異なりますのでお問い合わせください。

また、建築の確認申請等が必要になる場合、申請作業費及び申請手数料は別途発生致します。(建物規模、用途により異なります)その他、長期優良住宅や省エネルギー対策等級、耐震等級3等の取得を希望される場合は、構造設計費など申請にかかる設計費・申請費が別途発生致します。