壁と壁のアイダ
リノベーション
壁の下地はなぜだか美しい。
現在、急ピッチで改修が進む現場にて。
耐力壁として挿入する土壁の下地が組みあがった。
この後、ラスボードを貼って、土壁を塗ってしまうと
この下地は見えることはない・・・。
現場を請け負う大工さんにとっては、
見えなくなってしまう壁の下地ではあっても、
水平を揃え、ピッチを揃え・・・いや揃ってしまうのが技術なんだろう。
出来上がってしまえば、ただの土壁に見える。
だからこそ、1枚の壁が出来上がるまでの技術の集積を伝えたいと思う。
悪い仕事はやけに目立つけど、いい仕事は馴染みすぎて目立たない。
社会の縮図を見ているようだ。